第91回日本選手権5日目結果&最終日ミドコロ

今日は最後の種目から

「男子200M平泳ぎ」
優勝がやや混乱しており、駆け引きに走り記録が疎かになるレースの可能性も懸念されたが、小関が序盤から山口の世界記録(2分07秒01)を上回るラップでレースを引っ張り、今期世界4位の好記録2分07秒77で圧勝した‼

2位には立石、3位は小日向が入り、小日向まで派遣標準を切るという今大会屈指のレベルの高いレースとなった(小日向は自己ベストに少し及ばず…)4位には山口、5位には予選を盛り上げた渡辺一平

因みに、日本歴代2位の北島の記録は2分7秒51なので、今日は少し及ばなかった‼けれど、世界水泳での小関の金メダルがかなり近くなっているのが確信された。

「男子200M背泳ぎ」
“萩野欠場タナボタ代表”を巡る争いは、100Mでも代表権を獲得した金子が余裕で再び手に入れた。金子は入江よりもバサロが得意なので、ターン直後は金子がリードする場面もあり、レース的にもなかなか盛り上がった。

予選好調だった白井はゴール寸前に松原に刺された。


「女子200Mバタフライ」
星奈津美が6連覇を、自身の日本記録にかなり迫るタイムで飾った。11月に手術を受けたとは思えない回復ぶりで世界水泳に気持ちよく乗り込める。


「女子800M自由形
高校生の佐藤千夏が自己ベストを5秒更新し、初優勝。平井レーシングの地田は3位に終わり、連覇ならず。

この種目は、女子で初めて自由形柴田亜衣が金メダルを獲得した種目でありながら、山田の日本記録が11年も残っている。佐藤には今後日本記録更新の期待がかかる。


………
明日のミドコロ

「男子1500M自由形
平井彬嗣が1位通過、以下瀧口、日本記録保持者の山本、若手の竹田。

去年は派遣標準突破がならず、6月に山本が日本記録で突破し、追加派遣となった。平井は秋に短水路で日本記録を更新している。
代表が出る事が期待される種目だ。


「男子100M自由形
かなり混線している。
予選では、塩浦が1位通過したものの、去年のリレーメンバーである中村克か7位、伊藤健太が9位とやっとの事で通過した。

2位は400Mでレースを引っ張った坂田、3位には丸山徹、4位には小松巧、5位川内。

準決勝では、ようやく中村克が2位、3位坂田、4位丸山。リレーメンバーはこの四人になりそうだが、順位争いが見逃せない。

記録は、日本記録より派遣標準が早い種目。
塩浦は唯一48秒台の、
48秒68を出した。塩浦の自己ベストは48秒51で、藤井拓郎が2009年に出した日本記録である48秒49を越えるか、もミドコロ。


「男子100Mバタフライ」
1位通過は50Mに優勝した川本。藤井は2位、3位は梅本。派遣標準は51秒98であるが、川本の自己ベストはこれに及んでいない。51秒台が出れば代表だが、藤井も苦しんでいる様子?…この種目の優勝者はメドレーリレー代表として派遣が有力だが、去年のように二人の代表を出したいところ。

「女子200M平泳ぎ」
去年は派遣標準突破が5人出るレベルの高い種目かつ、渡部香生子が一番メダルに近いと得意にしているものであるが、

準決勝を1位で突破したのが中学生の今井。2位金藤、3位渡部。
今井は中学生であるが、日本選手権は3回目の出場で、かなり要領がわかっていると思われる。

渡部が優勝を逃すとは考えずらいが、2位争いは熾烈であろう。

その他
「男子400M個人メドレー
萩野VS瀬戸最終章

「女子400M個人メドレー
日体大女子の派遣なるか

「女子50Mバタフライ」
「女子1500M自由形

などの予選&決勝。