第二日結果&三日目は冨田裁判もミドコロ

硫酸かけたりアルバム400冊に記録したり、男ってコワイですが、まぁ水泳の事です。


「男子50Mバタフライ」は川本武史が初優勝しました。去年同着で優勝した、河本と池端はふるいませんでした。池端は去年100Mでパンパシとアジア大会で銅メダルを獲得したのに…まさかの予選落ち。

近年バタフライ専門の若い人は、自由形中距離と兼任する傾向が強く、今回の決勝8人のうち3人が30代、29歳がひとりでした。

そういう環境なので、日本記録より派遣標準の方が早い種目です。


「女子100Mバタフライ」
は、メダリストの星奈津美が圧勝しましたが、派遣標準記録の突破ならず。もともと星は200Mが専門のうえしばらく200M専念宣言。短水路選手権で活躍した大学生の細田は2位。


「男子100M平泳ぎ」
入江の日本記録はならず。萩野欠場で2位の選手の記録が注目されましたが、筑波大大学院の金子雅紀が楽々派遣標準を突破!シニア代表に新しいメンバーが加わりました!

萩野は「派遣標準Ⅰ」を切るメダル候補だっただけに、日本チームとしてはメダル数ダウンが懸念されましたが、今後金子のがんばりによって阻止される可能性が。さらに筑波大としては、宮下純一以来の男子代表。

データーを見る限り、金子は200Mの方が好調なので、こちらも期待!


「男子100M平泳ぎ」
北島の結果に期待が集まりましたが、あえてチャンピオンの小関について見ると、もともと苦手にしているせいもあり「派遣標準記録Ⅰ」の突破が成らなかった。これではメダルの可能性が低いので、更なる強化が期待されます。去年はパンパシでは二冠しましたが、平泳ぎは欧州勢の飛躍が著しいのです。


有名選手が多いわりには、派遣標準を切る選手が去年は小関だけだったこの種目ですが、同着で小関が「一番恐い」と語っていたロンドンメダリストの立石が入りました。

予選の時から北島と冗談言って小関にプレッシャーかけてましたね(笑)
実は凄い恥ずかしがり屋で、一番練習する人の少ない時間帯を狙って泳ぐとか。
復調した精神力は素晴らしいと言えるでしょう。

「59秒台」を目標にしていた北島は1分00秒18に終わりました。小関の記録も59秒78だったので、この発言はかなりプレッシャーだったろうし、出していれば代表だったわけです。

進退についても明言は避けましたが「家族にかなり迷惑をかけたからゆっくり考えたい」「選手を続けるからには、五輪を目指すか目指さないかでしょ」と、北島らしいコメント。
あと平井コーチに感謝も忘れませんでした。さすがだね。

4位には小日向、山口は5位。
ふたりには200Mで是非代表を。
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今日は日本記録は出なかったものの、2種目で各2名、計4名の代表が決定。これが意外と難しいところなので、盛り上がってきました。


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第三日のミドコロ

「男子50M背泳ぎ」
派遣標準Ⅰをコンスタントに出している古賀の圧勝と、2位には入江が順当だが、好調の金子がどこまで迫るか。

「男子50M平泳ぎ」
小関の三冠がなるか。去年の優勝は岡崎。

「女子200M自由形
なんと話題の中学生池江が、バタフライ予選落ちのショックから立ち直り、予選一位通過!
前回女王の五十嵐の派遣なるか?


「男子200M自由形
萩野の日本記録更新に注目。前回の更新は、孫とパクに競り買った9月のアジア大会

4位までは8継のメンバーの可能性大。去年は、萩野、小堀、松田、瀬戸。追加で坂井が派遣された。昨日松田は棄権した。 新メンバーとして天井がくるか、小堀の派遣標準突破なども期待されるか。

「女子100M背泳ぎ」
日本が伝統的に強いとされる種目だが、寺川引退後混乱中。世界短水路でメダルの赤瀬が派遣標準突破なるか。竹本、神村、さらに昨日優勝の稲田も決勝へ


「女子100M平泳ぎ」
四冠を狙う渡部香生子が一番通過。好調の中学生・宮坂が金藤を上回り2位で予選通過。現在日本女子が強い種目のため、2名の派遣が期待される。


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予選では、若手の躍進著しい男子200Mバタフライ、男女の短距離自由形や、萩野VS瀬戸の200M個人メドレーなどが始まる。
あと、冨田裁判も。