ジャパンオープンは「第六の黄金世代!川本武史」「長距離ハギノ」「種目マルチteam藤森」がミドコロ‼

≪ミドコロ1≫

いわいる「ゴールデンエイジ」(1994年生まれ)の男子としては六人目の代表となった川本武史。彼もまた、種目マルチスイマーだ。大学三年生での代表は、けして遅くはない。


今年の選考会では、好調のバタフライで代表を狙ったために棄権したが、背泳ぎも得意。フリーリレーでも高校記録を持つ。

今月の「AUSオープン」では、入江には及ばないが、背泳ぎでは金子より速いタイムを出した!



川本は代表では、塩浦、中村、藤井と共に「スプリントチーム」で強化している。
その他、今回100M自由形に出場する選手のベストタイムは



塩浦:48秒69(2014年)
中村:48秒70(2014年)
藤井:48秒49(2009年)NR
48秒88(2011年)
小堀:49秒98(2012年)
川本:50秒60(2012年)
入江:50秒65(2014年)
小関:51秒65(2012年)


入江の速さに驚く!

藤井は48秒台は厳しくなっているようだが、国際大会では49秒台を出してくるのにたいして、小堀はベスト以降は50秒を切れない。川本は50秒台前半。

400Mフリーリレーの「第4の椅子」が熾烈。

48秒台が三人いないと、日本記録の更新は厳しい。

混合フリーリレーもあるため、自由形の選手が足りない!



≪ミドコロ2≫
世間的に萩野公介の1500Mのエントリーが話題。

実は短水路では2013年に「ワールドカップ東京大会」で優勝している。

○当時の短水路日本記録(平井彬嗣)
14分32秒71

萩野公介
14分32秒88
平井彬嗣
15分00秒71

※現在の日本記録は平井
14分31秒64

優勝インタビューで
「数数えてるとわかんなくなっちゃうよ~と言われました」と語った。
身体で距離を感じている、という事なのだろうか?


長水路のベスト記録
1位:14分54秒80(山本耕平
2位:14分57秒12(宮本陽輔)
3位:15分01秒78(平井)

萩野は2011年(高校一年)の時に「15分46秒52」を出しているが、14分台出してくる可能性がありあり。

乳酸値が通常の二倍あり、異様に耐久力の持ち主である萩野。種目の切り換えがなく、ペースワークだけでやる長距離は楽ということか。


≪ミドコロ3≫
日体大個人メドレー指導にたける、藤森コーチの選手たちは多種目にエントリー。

小関の自由形を始め…

五十嵐千尋:800M自由形、200M自由形、400M自由形、100Mバタフライ。

赤瀬:背泳ぎのほか、100Mバタフライ。

清水咲子:200Mバタフライ、400M個人メドレー、200M平泳ぎ


渡部香生子も去年と同様に100M自由形にエントリー。
リレーメンバーに挑む。


期待の高校生、持田早智は、200Mと400Mの自由形のほか200M個人メドレーにも。

金子雅紀は、50M、100M、200Mの背泳ぎのほか、200M個人メドレーには入江と共に出場。

少しタイムが遅かった青木智美は、50M、100M、200M自由形

話題の池江は、100Mと200M自由形、咋シーズン1位を出しながら予選落ちした、100Mバタフライで星に挑む。


女子の中高生や、派遣標準を200Mバタフライで比較的楽に突破した坂井聖人が、バタフライ二種以外に400M自由形にエントリーしているのに対して、

男子リレーの塩浦、中村、天井が二種目しか出場しないのを見ると…

「マルチ種目強化」の選手が流行?というか成功している?

「エキスパートスイマー」は失敗は許されない?(笑)


代表を逃した選手でも、丸山徹、坂田怜央、中野未夢、長谷川涼香、佐藤千夏、菊地優奈も期待したい。